Monthly Archives: October 2015

جائزة نوبل التونسية. الحوار كفضيلة سياسية

                                                                           جائزة نوبل التونسية

                                                                         الحوار كفضيلة سياسية

                                         بقلم باتريس بارا مؤسس و مدير تنفيذي لمبادرة الجسر العالمية .

بدا اﻷمر في غاية البساطة ، لقد كانوا جميعا على خشبة المسرح ، مجتمعين للمرة اﻷولى منذ صدور الخبر من أوسلو قبلها بأسبوع (في التاسع من أكتوبر 2015) ؛ بأن ثمرة توحيدهم لقواهم كانت جائزة نوبل للسلام .

أمام… Continue reading

Le prix Nobel tunisien : Le dialogue comme vertu politique

La crise des réfugiés va sans aucun doute redéfinir les politiques économiques, culturelles et géopolitiques globales et mettre à l’épreuve les principes qui sont au cœur de l’Union européenne. La crise syrienne va non seulement continuer à peser sur la crise des réfugiés, mais aussi déclencher potentiellement une révolution en Syrie et dans d’autres pays du Moyen-Orient. Nous aimerions partager ici une mosaïque de points de vue sur ces questions

チュニジア ノーベル平和賞―政治的価値としての対話

難民危機によって、国の地政学的・文化的政策とグローバル経済政策は作り変えられ、欧州連合(EU)の基本原理は試練を受けることになるでしょう。シリアの危機は難民問題を悪化させているだけでなく、シリアや他の中東諸国で革命の引き金となる可能性もあります。このモザイク様に組み合わさった複雑な問題についてともに考えていきましょう。フランスは、シリア、北アフリカ、中東と歴史的なつながりがあり、概して地域の問題に精通しています。私は、親しい友人であるバイロン・ジャニス** とマリア・クーパー・ジャニス夫妻から「ブリッジ・イニシアティブ・インターナショナル(Bridge Initiative International )」の創設者Patrice Barratを紹介されるという幸運に恵まれました。

Patriceは長年にわたって、文化とイデオロギーの壁を越えて架け橋を築くというコンセプトのもと、草の根レベルで活動を行ってきました。近年は「アラブの春」の源であるチュニジアに在住し、自らの使命を果たしながら、今年ノーベル平和賞を受賞した「チュニジア国民対話カルテット」の活動を目の当たりにしてきました。その高潔な働きをぜひご紹介したいと思います。

**バイロン・ジャニスは世界的に有名なコンサート・ピアニスト。グローバル・フォーラムのテーマソング『One World 』を作曲。(作詞はアカデミー賞を4回受賞したサミー・カーン。歌はジョン・デンバー。)妻マリアの父はハリウッド俳優の故ゲイリー・クーパー

— 松村昭雄

チュニジア ノーベル平和賞

政治的価値としての対話

 

「ブリッジ・イニシアティブ・インターナショナル(Bridge Initiative International)」の創設者ならびに事務局長

「ブリッジ・イニシアティブ・インターナショナル(Bridge Initiative International)」の創設者ならびに事務局長

一見あまりに素朴な光景であった。彼らはすぐそこの壇上にいた。1週間前の2015年10月9日、オスロからの知らせ以来はじめて勢揃いした。2013年夏の団結がノーベル平和賞を受賞したという知らせだった。

パリのアラブ世界研究所。私たちの目の前でカルテットはその成り立ちと将来構想について、そしてチュニジア国民の運命について語った。カルテットにとっては、チュニジアの人々こそが真の受賞者であるという気持ちだった。それは偽りではない。事実カルテットを主導するのは市民社会であり、今日まで標榜し続けてきた国民対話は真摯な取り組みによって本物だと認められている。

quartet

なぜ私にこんな話ができるのかというと、2012年以来ほぼ毎月チュニジアで、NGO「ブリッジ・イニシアティブ・インターナショナル」として若者と政府との間に調停プロセスを築く活動をしていたからだ。また、私はジャーナリストとして1980年代からチュニジアを「報道」してきた。1984年に国家を揺るがせ、革命にまで発展しかかった「パン暴動」も取り扱った。

革命は起こる。ただし、それは23年後のベンアリ政権時代であった。1987年、ベン・アリはハビブ・ブルギバを打倒し政権に就いた。ブルギバは、フランス植民地からの開放を果たした「国民の父」として、さらにアラブ世界では稀な女性に権利を与えた近代主義者として広く知られている。2011年1月14日当日のほぼ間際まで、ベン・アリの腐敗した独裁政権は西側諸国(米と欧州)から支援を受けていた。西側は、ベン・アリを経済面で、また対イスラム過激派への戦略面で協力者と見なしていた。しかし、チュニジアの「アラブの春」が若者を中心として各地に波及し、その波は地政学をしのいだ。そして2011年、「ジャスミン革命」が勝利する。… Continue reading

The Tunisian Nobel Prize: Dialogue as a Political Virtue

日本語訳 | français | العربية

The refugee crisis will no doubt reshape the geopolitical, cultural , global economic policies  and challenge the core principles of the Europe Union. The Syria crisis will not only continue to drive the refugee crisis but also potentially trigger revolution in Syria and other Middle East countries. We would like to share a mosaic view of these complicated issues. France has historical ties with Syria, North Africa and

難民問題と各国の責任

 

松村昭雄

国連総会の開幕スピーチでパン・ギムン(藩基文)事務総長が、増え続けるシリアからの難民や移民の窮状に注目し、欧州の首脳と国民が直面する政治的・人道的問題とその責任について訴えました。2011年以降にシリアから逃れてきた人々は400万人以上に達し、イラクやアフガニスタン、その他の危険な国々からの難民を合わせると、数はさらに膨らみます。

ギリシャ、イタリア、ハンガリー、アルバニア、マケドニア、モンテネグロ、セルビア、オーストリア、スロバキア、チェコ共和国、ブルガリア、ルーマニア、トルコ、ポーランド、ドイツといった南・東欧諸国には、難民や移民らの受け入れ国として大きな負担がのしかかります。紛争、革命、激変と無縁ではなかった国々です。

9月、ニューヨーク・タイムズ紙が社説で東欧に対し、過去を思い出すよう促しています。
第二次世界大戦以来のヨーロッパにおける最大の難民危機は、ドイツやその他の国々が一時的に国境を閉鎖するなど深刻さを増している。にもかかわらず、EU加盟国による難民受け入れの分担義務化についてEU内相間で合意に至らなかった。

この惨憺たる反応が一層恥ずべきものであるのは、難民受け入れの割り当てに対し、断固反対したのがいくつかの東欧諸国だということだ。つい最近、西側諸国を受け入れたことで大いに利益を享受し、恩恵をうけた国々である。

反対しているのは中欧・東欧諸国だけではないし、そうした反発はわからなくもない。25年前、ソ連のくびきから解かれた国々のほとんどは未だ周辺国と比べて貧しく、被害者意識が消えていない。遠い国からの人々が自国に大量に入ってきたことなどなければ、中東の危機を身近に感じることもほとんどない。

しかし、こうした事情は関係ない。欧州の首脳たちが目の前にしている問いは移民を受け入れるかどうかではなく、難民が最初にたどりつくギリシャやイタリア、ハンガリーといった国々が大量流入でとてつもなく大きな負担を負っている状況にどう対処するかである。
 

「もしも」ではなく「どうやって」という問いなのですから、国民を動かして了見を変えさせるために国家はどうすればよいのか、わたしたちは自問しなくてはなりません。南欧や東欧には意思決定に政治や経済が入り込む余地がありません。今のような状況に、この余地を広げる何かを考えてみる価値はあるでしょう。

dead boy

勇気ある行動へのインスピレーションにはたくさんの形がありますが、伝統的で有用な二つの源、それは宗教と突然の劇的な出来事です。宗教指導者は、旧態とした問題に新たな取り組みを提示し、やっかいな政治的ジレンマに斬新な視点をもたらしてくれます。

ここで私自身の思い出を振り返ってみます。1989年11月、ベルリンの壁が崩壊して二ヶ月後のことでした。ゴルバチョフ大統領がクレムリン宮殿でモスクワ・グローバル・フォーラムを主催しました。そこで数百人に及ぶ宗教的・政治的指導者が一堂に会して、国境を越えた解決困難な脅威に対し共に取り組んだのです。

言うまでもありませんが、1990年1月には鉄のカーテンが突如消滅し、フォーラムに参加していた首脳たちは活気づいていました。新しい希望の精神によって、クレムリン宮殿内での閉会式でユダヤ教の安息日は異例の超越を成し、東欧と中東出身の政治・宗教指導者たちが人権と開放路線の重要性を強調しました。

その中には、シリアで有力者ながら独立した立場をとる人物、イスラム教最高権威シェイフ・アフメド・クフタロ師がいました。クフタロ師は、大変革に際して和解が必要であると強く訴えていました。(クフタロ師はのちの2001年5月、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世のウマイヤド・モスク訪問に付き添うという歴史的偉業を成しました)。つまり、世界情勢が激動するときにシリアの宗教指導者が東欧への支援を申し出たのです。

25年後、東欧諸国の多くがEUに加盟してきました。新加盟国は政治紛争を経て仲間入りをし、それぞれが連合に貢献しています。経済的・政治的争いが続いていても、EUのひとつの強みは、アフリカやバルカン諸国の人道危機に立ち向かうため一丸となって行動できるところにあります。

先週、フランシスコ法王が米連邦議会で演説し、アメリカ大陸とヨーロッパの両方で高まり続ける難民危機について述べました。
難民や移民を数字でとらえないでください。人として顔を見て、話を聞いてください。彼らの状況にできる限りの対応をしてください…常に人道的で公正に友愛をもって応えてください。最近よくある誘惑―やっかいなことはことごとく切り捨てたいーは避けなくてはなりません。
9月中旬は政治的に華々しく盛り上がる時期です。ニュー・ヨークで各国の首脳らが握手を交わし、平和を口にします。一方で秋が始まる時期でもあります。東欧は寒さが増していきます。子供の命が、他の多くの人の命が危険にさらされています。いやが応でも、ヨーロッパの首脳らと国民は迅速かつ有効な対策で、目の前にいる数百万という新来者たちの生活を自国に受け入れる責任があります。統合は容易でありませんが、EUが進めているプロセスです。新メンバーを迎え入れるときがやってきたのです。

 

 

(日本語訳 野村初美)

&nbsp… Continue reading

Réfugiés et responsabilité

Akio Matsumura

Dans son discours d’ouverture de l’Assemblée générale des Nations Unies, le secrétaire général Ban Ki-moon a attiré l’attention sur la souffrance des refugiés qui fuient la Syrie ; il a insisté sur les défis politiques et humanitaires et les responsabilités que représentent pour les dirigeants et les citoyens européens le nombre toujours grandissant de personnes en quête d’un refuge. Plus de 4 millions ont fui la Syrie depuis… Continue reading